2019年6月14日

「琴」と「箏」は違うもの?

和楽器の代表的なものといえば「こと」を挙げる人も多いかと思います。

しかし、なんとなく「琴」と書いてしまいそうになりますが、「琴」と「箏」は違う楽器なのです。「琴」は柱がなく弦を押さえる場所で音程を決めるのに対し、「箏」は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節する楽器。ちょっと古い映画ですが、『ビルマの竪琴』で水島上等兵が弾いていたのは、まさに「琴」。お正月のTV番組で見かけるような多くの方がイメージされる「こと」は、「箏」と書くのが正解です。

6月14日は、箏の普及に大きな功績のあった生田検校の忌日。

生田検校は、

江戸時代中期の盲人の音楽家。都名 (いちな) は幾一。元禄9 (1696) 年検校に登官。箏曲の創始者八橋検校の孫弟子にあたる。のちに生田検校を芸系の祖とする派を生田流と称するようになった。箏組歌『思川』,段物『五段』『砧』,長歌『小笹』などを作曲したといわれるが,伝記には不明な点が多い。
[ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より]

とされています。

ちなみに検校とは、中世・近世日本の盲官(盲人の役職)の最高位の名称とされ、

江戸時代において、箏は当道制度、つまり盲人音楽家の専売特許であったため、一般人がプロの職業として箏の演奏家になることは認められなかった。
(中略)
どちらかといえば三味線が庶民の楽器として普及したのに対し、箏曲は王朝文学に取材したものが多いなど高雅な精神性を持ち、このため武家では「高尚な音楽」として、箏は武家の娘のたしなみ(アマチュア)としてもてはやされた。
[Wikipediaより]

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